なんかここ数日の流行みたいなんで書いてみる。
当初予想の6割なんでしたっけ?利用者数が。この数字が本当なら私の勝手な印象よりも多いです。もしくはそもそもの想定が低いか。むしろ個人的には新大牟田と大牟田合計の売上げ変化のほうが気になります。
で、これどうすんの?って話になるんですが…どうにかなるのかなぁ?
こういう場合、基本は利用者数を増やすってコトなんでしょうけど、そもそも何が変わったのかを考えてみます。数字はアヤシイのでツッコミ歓迎。
JRが特急電車で提供していたバリューは1.往復3000円で2.大牟田駅から最短50分、最長70分(20分間隔)で博多駅へ移動できること。だったわけですから、新幹線開業でこの2つがどう変化したのかという所をチクチクしてみましょう。
まず料金。往復5000円になってます。ちなみに西鉄だと同じ値段で福岡までの回数券が6枚来ます。それはさておき西鉄や以前と比べて料金が高くても同等かそれ以上の利便性が提供されればそれはそれでアリでしょう。
というわけで移動時間ですが、九州新幹線になって新大牟田駅から所要時間33分に短縮されました。そして運行間隔は1時間のため最長の時間は93分です。
しかしこれは新大牟田駅からの所要時間です。大牟田駅から新大牟田駅までの移動時間は…平均すると20分ぐらい?合計すると最短53分〜最長113分というコトになります。
ということは最短の所要時間は変化無し、最長の所要時間は20分増し、料金は1.66倍。これに大牟田駅・新大牟田駅間の移動にかかる金銭コストが加算されます。
もし無料シャトルバスを動かしたとしても最長時間は変化無しなので、少なくとも新幹線の増便が必要になります。とはいえ、もし30分に1本になれば最長時間が83分になりますが以前の水準には届きません。であれば上乗せされた料金で乗客が増えるでしょうか。
どう考えたって無理ゲー。
他の方策としては無理矢理市の中心を新大牟田駅周辺へ移動させるという手もあります。ちょうど上内小学校を廃校にしようという計画もあるようですので、あそこを市役所にしてしまえばいいんじゃないでしょうか。市役所と高速道路も近くなりますよ?:lol:
むしろ個人的にはこの計画がどのように立案されて承認されていったかのプロセスのほうが気になります。30年ぐらい前に決まったらしいですが、国鉄側の提案(たぶん)に大牟田市がどう対応したんでしょうか。
イケイケドンドンの時代だろうからあんまり気にしてなかったかも。新聞とか調べられるのかなぁ?ところでその頃って市長は黒田の時代でしょうか?
それはさておき、たぶんいろんな人のシアワセが最大量になるのは駅を廃止しちゃうことじゃないかなぁ?で、玉名までは特急、熊本以遠は新幹線に棲み分ける。新幹線は博多を出たら鳥栖、次は熊本。
特急無しで現実になる可能性もあるけど。
“九州新幹線新大牟田駅に思うこと” への4件のフィードバック
30年前ごろのsinbunで、新幹線計画についての記述はまだ未確認です。
国鉄内部で決まったのは30年前にしても、路線について話が出るのは20年近く前ではなかったかと。
昭和53年の読売新聞記事があるので、ご参考までに。
ただ、この時点では停車駅は「大牟田」とされており、これが現在の新大牟田駅の場所を指しているかどうかは不明ですが。
http://www1.ocn.ne.jp/~mueki/zui197-oldnews.htm
≫G3 さん
それだとそもそも動かしようがない感じですねぇ。
なかなかにむずかしい。
≫さくら つばめ さん
興味深い記事をありがとうございます。
時期としては昭和53年、主体としては県がそれぞれポイントになっているように読めますね。だと市レベルでどうにか出来る話じゃなかったのかも。
蛇足ですが当時の県知事は亀井氏、大牟田市長は古賀氏だったようです。
市議会の議事録を検索すると、「昭和59年3月」に国鉄から現在の場所あたりに駅を造るという最初に発表があったようです。
当時も同じように市街地から離れた場所に作ることへの懸念はあったようですが・・