ケベック州へようこそ!
今年は観光サイトのドメインが書かれていたカナダ名物、チャンピオンズ・ウォール。新チャンピオンのフェッテルも早々にFP1で名前を刻んでました。結構壊れてたように見えたんですが、午後のFP2は何事もなかったように走行し、予選ではやっぱりポール。どうにも止まりません。
予選2番手はアロンソ、その直後にマッサが続いてフェラーリ絶好調?4番手はウェバー。マクラーレンは5番手ハミルトンに7番手バトンと今ひとつピリッとしません。マクラーレンの2台に割り込んだのはロズベルグ、ミハエルも8番手でマクラーレンとメルセデスが今回互角な雰囲気です。
しかし決勝は雨。セーフティーカー(SC)先導でスタートしました。5周ほどSCが先導したあとレーススタートになりましたが、いきなりハミルトンがウェバーと接触。ウェバーは順位を14位まで落とします。いっぽうフェッテルはやっぱり速い。先頭で視界が開けてるからというのもあるとは思いますが1周で2秒近くのギャップを作るくらい速い。
スタート直後から攻めつづけていたハミルトンですが、8周目にチームメイトのバトンとまさかの接触。そのまま車をコース上に止めます。そしてそのマシンを撤去するためにSCがはいり、同時にバトンはインターミディ、浅溝の雨用タイヤへ交換しました。あと、このSC先導中にスピード違反してドライブスルーペナルティ。
13周目にレースが再スタート、フェッテルはやっぱりいきなり2秒以上のギャップを作ります。このときの注目点は一人だけインターミディを履いているバトンのタイムでしたが、前方がクリアになった16周目のセクター2から全体ベストを出し始めたため、他チームも続々とインターミディへ交換するものの、雨足が強くなったため20周目にSCが導入、25周目で赤旗中断となり全車隊列のとおりにグリッドへ停止しました。先頭はフェッテル、隣はスタートからレインタイヤで粘った小林可夢偉です。
そしてここからが長かった、まさかの2時間以上中断。メルセデスはマシンの上にタープ(運動会のテントのおしゃれなやつ)までもってきてました。結局日本時間の午前4時50分から再スタート、レースは35周目から再開され、再開直後(36周目)にインターミディへ交換するドライバーが続出します。37周目にはフェッテルもタイヤ交換、コースにもドライパッチが現れてきます。
このあとはだんだんとドライへ戻り始め、45周目には DRS が許可されタイヤもドライへ切り替わります。となればいつもの力関係でメルセデスとザウバーはジリジリ順位を落とし、最終的にはバトン、フェッテル、ウェバー、シューマッハという順位でレース終了です。
バトンがフェッテルをパスしたのは最終ラップ、その前の周回で DRS を使えるギャップになったことが大きかったようです。決まり手(?)はフェッテルのハーフスピンでした。
結局トータルのレース時間は 4:04:39.537 。赤旗中断抜きでも2時間ルール近辺。さすがに疲れた。
というわけで次戦ヨーロッパ GP はスペイン・バレンシア市街地コースで 6/26 決勝です。
“F1 2011 Rd.7 カナダGP” への2件のフィードバック
民放を録画していたうちのボスは、最後まで観れたのでしょうか。
中断入ってすぐ寝ちゃったけど、民放があの時間を何で繋いでいたのか気になるなー。観てればよかったです。
CSはずっと現場中継だったんですか?
地上波も中継だったみたいですよ。ちらっと見たら塩原アナと右京さんがしゃべってました。
あと「3回目のリプレイ」とかって tweet もあったような。CMは早めに消化しきったみたいだし。