前回のスイスは成田でがっつり両替して現金を持ち歩いたんですが、今回の台湾・ベトナムでは ATM で現地通貨を引き出すことにしてみました。
とはいっても何かトラブってカードが使えなくなったりすると怖いので、最低限(宿代ぐらい)の現金は日本円で用意しておきます。あとクレジットカードは持って行くのでどうにもならない手詰まり状態にはならないはずです。
で、結果はすごく便利でした。ATM はどこにでもあるし、銀行によっては手数料も必要なかったし。1回ごとの手数料がいらなければ、必要な分だけ引き出すことができるので、出国時に余りすぎることもありません。
カードを用意する
海外の ATM を利用するにはクレジットカードのキャッシング機能か国際キャッシュカードを使います。
キャッシング機能については日本と同じです。貸出利子も付きますし、あらかじめ枠の設定が必要です。最近は新規でキャッシング枠を設定するのはめんどくさそうです。貸出利子については繰り上げ返済できれば少なめに押さえられる可能性があります。
国際キャッシュカードは銀行のキャッシュカードを海外でも使えるようにしたもので、銀行口座から直接引き出されます。どこの銀行でも対応しているわけではなく、むしろ対応している銀行の方が少ないです。純粋に国際キャッシュカードの機能を提供してるのは新生銀行だけかも。スルガ銀行と楽天銀行では VISA デビットカードの機能として提供されます。三井、みずほ、三菱などの大手都市銀は新規の取り扱いを停止してます。なんかトラブルが多いらしいです。
手数料
国際キャッシュカードの場合、当日のレートに2〜5%ぐらい(カードによる)の手数料が上乗せされて円から両替されます。これにカードによって1回あたり200円とかの手数料が加算されることもあります。さらに現地の ATM の使用料がやっぱり300円程度加算されることも。これは ATM の持ち主(?)によるので明細とかをチェックして無料の所を探せば回避できます。
1回あたりの手数料は新生銀行と楽天銀行は0、スルガ銀行は210円ですが、金額にかかる手数料は VISA のレートに対して新生銀行が4%、楽天銀行が2.94%、スルガ銀行が3%です。ただし楽天銀行は VISA デビット機能を有効にするために年間1000円が必要です。(2013/05 時点)
一度に引き出す額によって手数料のオトク度は変わりますが日本円で2万円が分岐になりそうなので、細かく引き出したい私は新生銀行のカードをメインで使うことにしました。また一度に引き出せる金額に上限が設定されていますので、その辺も考慮します。ちなみに台湾だと 5,000TWD、ベトナムは 2,000,000VND が上限でした。たぶん。
クレジットカードのキャッシング機能を利用する場合、金額に対する手数料は国際キャッシュカードよりも少なめのことが多いようです。その他手数料についてはご契約のカード会社へご確認ください。
まとめ
現金でもカードでもトラベラーチェックでもそれぞれメリット、デメリットがありますので自分のスタイルに合わせて選択するのがおすすめです。
ATM の操作は最低でも英語で行うので、JCB とか VISA のサイトにあるシミュレーターを何度かやっておきましょう。
ATM 設置銀行の手数料は、ベトナムは TECHCOM BANK と Sacombank のどちらも手数料 30,000VND。台湾は台湾銀行と国泰世華銀行のどちらも手数料チャージ無し。(表示のみ)
万一のトラブル対策として
個人的なおすすめは、国際キャッシュカード2枚と、クレジットカード1枚。
国際キャッシュカードは、両方ネットバンキングができるものにしておいて、
最悪1枚がなくなった時は、ネット上でもう1枚の方に全額移し替えればOK。via: 必需品まとめ:海外旅行で本当に必要な持ち物リスト21 | 世界一周旅行ブログ:チェカマメロディ 一眼と腹痛とエロと何か
というのは納得できたので新生銀行とスルガ銀行で口座を作って持って行きました。
ATM 自体は心配する必要はないぐらいにいっぱい設置されてました。台北だと ATM の半分を自販機に変えればいいのに、ってぐらい。ベトナムでもハノイやフエだと日本で「コカコーラ以外の自販機」ぐらいの密度では設置されてます。ATM の数は日本の圧倒的な負け、という感じでしたが、よく考えたら最近はコンビニに設置されてるのであんまり変わらないのかも。