GIGAZINE で紹介されていた phpAdsNew をインストールしてみました。ひと言で言えば広告管理システムです。わたし自身が広告自体がどんなものかいまひとつわかってないのが原因だと思うんですが、なんとなくイマイチな印象。でも、もしかしたらこれで十分なのかも。そんなわけで数日触ったメモ。

とりあえずインストール、は普通に。ファイルをアップロードしてデータベースの情報とかを設定します。ココまでは GIGAZINE 参照、ってことで省略。文字コードは UTF-8 にしてみました。

インストール時にユーザとして「管理者」を設定しますが、ユーザ種別としてはほかに「広告主」と「パブリッシャー（媒体）」が用意されています。ユーザ種別ごとの権限はなんとなく想像できるとおりです。 😉

広告は種類ごとにキャンペーンとして取り扱います。実際に表示されるバナーはキャンペーンの内部アイテムという扱いです。「新番組のドラマ」というキャンペーンのなかに「主演女優」と「主題歌ジャケット」と「主要キャスト集合」のポスター（バナー）を３種類用意する、といった感じになります。ただし、キャンペーンとバナーの追加は自分で行えません。追加は管理者のみが可能です。管理者から権限が与えられている場合のみ、特定のバナーを非表示にすることが出来ます。広告主としてログイン後、キャンペーンの概要→一覧からキャンペーンをクリック→バナーの概要でバナーの一覧を表示させたところで「コンパクト」が選択されているドロップダウンメニューで「Verbose」を選択するとバナーを非表示にするリンクが現れます。

バナーが表示される領域は「ゾーン」として取り扱われます。ゾーンには固定表示領域・浮遊領域・ポップアップ・テキスト広告の４種類があります。固定表示領域はいわゆる普通のバナー領域です。ページ内の画像とおんなじようにバナーが表示されます。浮遊領域とは geocities みたいなスクロールしても表示されっぱなしのタイプです。たぶん。ポップアップはそのまんま、別窓が自動で開きます。テキスト広告も文字どおりテキストが表示されます。そして、テキスト広告領域に表示される広告はテキスト広告だけです。逆にテキスト広告は固定表示領域などへ表示されません。バナー画像とテキストは互換性がありません。バナーとゾーンをリンクさせる時に注意。

実際にバナーを表示するコードは Invocationcode から生成します。直接貼り付けたり、JavaScript だったり、インラインフレームだったり、PHP だったりと、コードの種類はいろいろです。どの種類を選択可能にするかは管理人が指定できます。

管理人としてログインした場合は phpAdsNew 自体の設定を変更できます。設定ファイルをロックしたい場合はconfig.inc.php の書き込み権限を外します。また、広告主、キャンペーン、バナー、パブリッシャーの追加などはすべて Inventory から行います。

ほかにもバナーごとに細かく表示条件を設定できたりするんですが、まだそこまで触ってません。ココまででいちばん気になったのは文字コードについてです。最初のほうに書いたとおり UTF-8 で動かしてるんですが、配信先のページが EUC でもそのまま UTF-8 で送ってくれてます。パブリッシャー側に呼び出すときのコードから文字コードを指定も出来なさそうです。テキストリンクを使わず、バナーの Alt などにも日本語を使わなければ問題ない、というのもアレですし。ココがクリアできないとビミョー、な感触です。 😕

あと、これは完全に仕様ですがテキストと画像が完全に分離されちゃってるのが残念。表示されるのがテキストだったり画像だったりしてもイイと思うんですが。

現状までで使いみちを考えると、Amazon などの個別商品リンクをたくさんストックしておいてローテーションさせる、ぐらいでしょうか。いろんな表示条件を指定できるので貼りっぱなしよりは楽しそうです。とはいっても結局自分用。事業なんてコトは言いませんが、知り合いと領域をシェアするような感覚で使えると楽しそうだと思ったんですが、今のとこムリっぽいです。

でも、文字コードはなぁ。単にわたしが設定できてないか、マルチバイトなんて知るかよ、って作りなのか。国産だったら設定が出来てないって確実にわかるんだけど。:oops: