ヨーロッパラウンドが終わってシーズン終盤戦はシンガポールから。(今のところ)唯一のナイトレースです。
イタリアで勝ってチャンピオンシップ争いでの存在感をアピールしたアロンソが予選トップ。2番手はフェッテル、3番手以降はハミルトン、バトン、ウェバーとチャンピオンシップを争う5人がトップ5に。レッド・ブル勢にとっては Q3 での走行位置の関係で前が詰まってしまったミスもあって、ピリッとしない結果でした。
決勝でのスタートはレコードライン側の奇数グリッドが有利といわれていたんですが、2番手のフェッテルが好スタート、1コーナーの飛び込みでポールスタートのアロンソに迫る勢いでした。
しかし抜くまでには至らずアロンソ→フェッテルの順位で1コーナーを通過、上位では特に混乱もなくレースがスタートしたんですが、リウィッツィのストップで3周目にセーフティーカーが導入されます。このとき上位ではウェバーだけがピットイン、タイヤ交換義務を果たしました。
セーフティーカーが消えたあとはすでにタイヤを交換したウェバーに対してセーフティー・リードを築き、アロンソとフェッテルはマッチレースに。逆にマクラーレンの2台はペースが上がらず、タイヤ交換でウェバーに前へ行かれてしまいます。しかもハミルトンはウェバーと接触してダメージを負ってしまいリタイア。イタリアに続いてノーポイントになってしまいます。
アロンソとフェッテルはマッチレースだったんですが、レッドブルとして打てる手がなかったらしくアロンソにあわせてのピットイン。こうなるとアロンソ/フェラーリのミス待ちの形になってしまい、結局そのままゴール。アロンソが2戦連続の優勝を決めました。しかし2人が交互にファステストラップを出し合うバトルは本当に熱かった。ほとんど画面には映らなかったけど。
他の見せ場は…終盤のクビサのオーバーテイクショー!ほぼ60周を走ったタイヤ相手に新しめのタイヤでガンガン迫っていってました。
そういえばもう1台のフェラーリ、マッサは予選でトラブルのためタイムが出せず最下位スタートとなったため9機目のエンジンを投入しました。今年のレギュレーションでは9機目のエンジンを使うと10グリッド後退なんですが、そもそも最下位スタートなので。アロンソも今のエンジンがすでに8機目なので、以降のグランプリではフリー走行でのマッサの走行が増えそうな感じです。
チャンピオンシップは残り(一応)4戦で
- Mark Webber Australian RBR-Renault 202
- Fernando Alonso Spanish Ferrari 191
- Lewis Hamilton British McLaren-Mercedes 182
- Sebastian Vettel German RBR-Renault 181
- Jenson Button British McLaren-Mercedes 177
ということに。まだまだ全然わかりません。とにかくノーポイントだけ避ければ権利は手元に残りそうな雰囲気。ちなみにポイントシステムは1位から順に25-18-15-12-10-8-6-4-2-1。ウェバーが勝つと他はつらくなっちゃうかなぁ?
そして次戦はいよいよ鈴鹿!日本GPは10/10 決勝です。