全17戦中の第9戦、シーズン真ん中のドイツGP@ニュルブルクリンクです。気温が上がらなかったらしく、予選はレッドブル、しかもマーク・ウェバーののほうがポール・ポジション。これはまたもやブラウンGPはぱっとしない流れか?!と思ったらほんとに沈んでくれました。出来ればバリチェロが前の方がよかったんだけど。
金曜、土曜と低めの気温で進んできたグランプリでしたが、日曜になっていきなり気温が上がり、当てにしてたソフト側のタイヤが何周使えるかアヤシイぐらいの路面温度に。この時点で土曜日に決めた搭載燃料の計算と、どのスティントでソフト・ハードのタイヤを履くかという作戦が狂ってきます。気温が低ければソフトタイヤでも多少長めの周回を走れるけど、気温が上がってしまうと同じ距離は走れません。じゃぁ単純にタイヤをハードにするとOKかといえば、ハードで行くんだったらもうちょっと燃料を積まないと、なんてことになるわけです。なのでスタート前に各チーム多少ゴタゴタしてたようです。
そしてスタートしたわけですが、スタートは今シーズンで最も見応えのあるスタートだったんじゃないでしょうか。とにかくKERSがすごかった。あからさまに加速が違う。ラインの有利不利とか1コーナーまでの距離とかいろいろあるんだろうけど、なんでこれまでは目立たなかったんだろ?
そんなわけでスタートはごたつきつつ、ポールのウェバーがバリチェロへ幅寄せしてぶつけたってコトでドライブスルーペナルティを喰らったりもしましたが、結果はウェバーの初優勝、レッドブルが1-2でした。ウェバーの8年目、130戦目での初優勝は新記録らしいです。個人的にはペナルティ喰らって初優勝、ってのが今までにいたのか気になるところ。そもそもペナルティ喰らって優勝ってのがあんまり記憶なんだよなぁ。
初優勝おめでとー、と考えながら、そういえばデビューしたときの記憶があるなぁなんてことも一緒に考えてしまったのはきっと気のせいです。