2006 Rd.13 ハンガリーGP


あれだけ水を跳ね上げるような路面でブリヂストンが抜かれていく光景を見るなんて…チョイ濡れのダンプならいつものことで見慣れてるけど(慣れちゃダメ)かなりショック。どうやらインターミディ(通常雨用タイヤ)の適応水量が非常に少ないところへ設定されてた様子。コンディション変化へシームレスに対応したいという、狙ってるところはわかるんですが雨用タイヤとしてはドライ方向へ振りすぎてしまっていたようです。ドライタイヤでダンプ状態までカバーできないところは、どうにかならないんでしょうか。

結局、スタートから中盤まで路面の水量としては対応できていなかったわけです。ブリヂストン。かといってエクストリームウェザーはほんとうに豪雨用に設定されてたようなので、ドライとレインはレンジがシームレスになっているけれど、エクストリームとレインの間で対応できない部分が出来てしまっていたということでしょう。今回はタイヤの性能としてミシュランに完敗でした。

そしてチャンピオンシップですが…再度微妙なところに。今回フェラーリが取った戦略はどう見てもベストではなかったような気がしてなりません。結果論だといわれてしまいそうですが。最後はやはりドライに変えるべきだったでしょう。最終的なリタイヤの原因はわかりませんが、インターミディで引っ張ったことは遠因にもなってないんでしょうか。確かにシーズン終わったときに2ポイントが大きく響く可能性もありますが、確実にポイントを押さえることの方が重要だった気がします。すでにアロンソは消えてたのですから。これもまた結果論ですが、早めにタイヤ交換していればタイムとしては最終的に2位は狙えたのではないでしょうか。

とはいえタイヤがバーストしてのリタイヤではなく、ハイドロとか操作(制御?)系のトラブルでのリタイヤのようですので、タイヤを替えていてもやっぱりあそこで止まった可能性はあります。タイヤよりもそっち系統で止まる可能性のほうが高い、という予測があらかじめあったのであればタイヤ交換しなかったのは当然ですし。どの時点でトラブルを抱えたのかが気になります。

というわけでポイントは動かず1戦消化。状況としてはアロンソ側へ傾きました。そして相手がノーポイントで命拾いしたのはどっちなんでしょうか。

そんな波瀾万丈のレースを制したのは HONDA。第3期 F1 での初勝利、オールHONDA としては何年ぶりになるんでしょうか。表彰式では初めて君が代を聴かせてもらいました。おめでとうございます。

でもなー、バリチェロに期待してたんだけどなー。 🙁


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