クルマと記憶メディア


先日mp3の話を書いたのですが、あれからちょこちょことmp3ファイルを作っているうちに「そういえばクルマ用のmp3プレーヤーって今おいくらぐらい?」ってコトでお値段調査してみました。発売された直後は英数だけのファイル名しか表示できなかったですが「すでに5年ぐらいはたってるので日本語ID3タグまでいけてるだろう」と思ったのですが、結構上位機種じゃないと対応してないのね。あらあらまぁまぁ、と思いながらうろうろしているとDVD対応のモデルとかあるじゃないですか。「DVDにmp3なんか入れたらいったい何曲はいるんだよ」と思ったらどうやら動画まで再生できるらしい。でも、商品写真を見る限りモニターはついてません。普通に1DINです。てことは、外部のモニターを利用するってコトで。しかし接続は普通にRCA、つまりビデオとかに使ってるピン端子らしい!(形は違うけど)ということはですよ、モニターとして相手を選ばないわけです。カーステレオ系って「接続はとにかく独自規格。一つうちの製品買ったら全部ウチのでよろしく!」という方針だと思ってたわけですが、いつの間にか路線変更?長らく気にしてなかったのでどの辺から変わったのか知りませんが、ちょっと想像してみた。最初はヘッドユニットといえばカセットテープ。そこへサブユニットとしてCDがつながって、さらにCDチェンジャーがつながる。ってトコロまでは独自接続だった記憶が。その後MDとかでてきつつもこの形が続いてたんじゃないかな。おそらく変化が始まるとしたらmp3。1枚のメディアでそれまでのチェンジャーと同等の曲数が入るようになったことでチェンジャーが必要なくなったのが大きいんじゃないかと想像。ヘッドユニットからチェンジャーをコントロールできることが独自規格でもしょうがないかなぁ、と妥協する最大の理由だったとしたらココでしょう。別の方向で考えると、チェンジャーが必要なくなるということはmp3のヘッドユニットはチェンジャー付きのシステムを一気にリプレースできるわけで。つまりそれまでの独自規格接続による囲い込みが意味を持たなくなり、一気にシェアが流動化したと言えるんじゃないでしょか。んで、次はDVDですが最初はカーナビから搭載されてヘッドユニットへ。ヘッドユニットとしてはCDを大容量化したという流れなんでしょうが、やっぱり動画再生機能がついてきた、と。mp3によって他のユニットとの連携が不要になったところにDVDの動画で新たな接続が必要になり、今度は汎用のインターフェースが採用されたということでしょうか。ということは以前のように囲い込みが有効でなくなった現状では、汎用の接続が採用される、って流れなのかも。もっとも映像も音声も単なる出力なので、連携が必要な構成が求められ始めたら別なんでしょうけど。


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