ベトナムのバイタク/タクシーまたは情報の非対称性


ベトナムのバイタク/タクシーはとにかくふっかけてきます。ベトナムのガイド情報を提供してるようなサイトで「わりと信用できる」と多少は評価されている Mai Linh (マイリン)タクシーでも「〜までいくら?」と聞けばきっちり倍はふっかけられます。

そもそもまともに交渉が成立するためにはこっちが目的地までの距離を知ってることが必要ですが、旅行先の場合は現在位置さえ怪しいことが少なくありません。ですので、絶対的にこちらが不利な状況です。

情報の非対称性 – Wikipedia

こうなると相手の言い値を聞いて値切る、という作業が必須になってしまいます。相手が倍以上をふっかけてくるのが定石だったらこちらはケタを1つ切ったぐらいから交渉を始めて、とせざるを得ません。

100m も離れてないのに「1ドルで乗せてってやるよ」と上から目線で言ってくるような相手ですから油断は禁物です。

これがバス停など、ほかにも交渉相手(バイタクやタクシー)がいる状況なら複数に交渉を持ちかけて競わせたりもできるでしょうが、町外れで1対1だったりすると、こっちにはまるっきり手札がない状況です。交渉を打ち切るというカードだけはありますが、相手が乗ってくるとは限らないので。

それなりな値段を目指して交渉するには、なんとかして Google Map とかを使えるようにするしか方法はなさそうです。

メーターでの精算も遠回りされる場合があるので信用できません。意図的ではなく、そもそも目的地を知らなくてぐるぐる回ることも体験しました。もちろん運転手は目的地がどこだかわからないなんて言いません。併走してる通りがかりのバイクに「〜ってどこ?」と聞きながらテキトーに走らせるだけです。

しかし幸運なことに私は目的地に着いてから交渉時以上の料金をよこせと言われたことだけはありませんでした。

まとめ

ベトナムのバイタク/タクシーは言い値の半額以下で「払ってもいいと思う金額」を目標に交渉する。

相手が嘘をつかないと勝手に思い込まない。

目的地は紙に書いてあるものを見せる。発音してもほぼ通じません。

事故のリスクを忘れない。

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