F1 2011 Rd.3 中国GP


予選はやっぱり!というよりむしろえげつない程のぶっちぎりでフェッテルがポール。一方ウェバーはといえばフリー走行からマシントラブルがいろいろで、さらに予選でもリズムが合ってない感じで残り3分でプライムを履いてコースイン、まさかのQ1敗退で18番手スタート。レッドブルはチームメイト同士で明暗が分かれた感じに。

フェッテルの後ろはコンマ7秒空いてバトン、ハミルトンのマクラーレン、メルセデスのニコ、フェルナンド、マッサのフェラーリ勢と続きます。前回スタートで飛び出してきたルノーはペトロフが10、ニックが16番手からのスタートに。さすがに2戦続けて1コーナーで大暴れ、なんてことはなさそうです。

とおもってたら今回もスタート直後に動きが。フェッテルがまるっきり伸びません。やっぱりKERSが動かせてないらしい、かと思うほどの遅れっぷり。実はちゃんと使ってたらしいですけど、結局マクラーレンの2台に前へ行かれ、ニコにも並ばれつつ何とか3位をキープ、というこれまでとはちょっと違った隊列でレースが始まりました。

結局今回のレースで明暗を分けたのはタイヤ。表彰台に登った3人のうち2ストップだったのはフェッテルのみ。5番手のニコまで3ストップ、アロンソとマッサは2ストップで6、7番手でした。そして2ストップで最上位のフェッテルは2位、優勝はハミルトンという結果に。3位は18番手から追い上げたウェバー。プライムでスタートして、予選で使わなかったソフトタイヤの新品を3連打して追い上げました。今年のタイヤのライフはやはり短く、2ストップでは少し長くなってしまうようです。

また今回のウェバーをみているとタイヤセットの使い方も変えてくるチームがあるかもという気がします。とにかく新品のソフトを温存して決勝勝負。まぁこれは新品とユーズドの差がどのぐらい出るかによるんですが。あと、もちろん抜いていける車かどうか。

セパン、上海とティルケデザインのサーキットが続きましたが、どちらもオーバーテイクがかなりの数見れました。そういった意味では DRS と KERS が導入された今年のルールは今のところ成功と言ってよさそうです。タイヤについても「ライフを短めに」とピレリは要請を受けているとのことですので、こちらも演出(?)として有効に作用していると思います。マーブル(タイヤカス)は余計らしいですが。

次回は2週空いて5/8決勝。インターバルが2週もあればいろんな改良を持ってくるのが F1 ですから、これまで3戦とはちがったレースになる可能性大です。そしてサーキットは長い高速コーナーが気になるトルコ。いよいよヨーロッパラウンドが始まります。(サーキットはボスポラス海峡のこっち側だけど)


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