さくらインターネットのデータベースをバージョン変更する


さくらインターネットでは割と早い時期からデータベースを利用することが出来ました。というわけで利用を始めた時期によっては MySQL4.0 を使い続けていることになるんですが、時々バージョンアップをしたくなるわけです。

そんなわけでバージョン変更について調べてみると

データベースと管理ツール : データベースのバージョンを変更する

つまりMySQL4.0→MySQL5.1へ変更したい場合は一度データベース自体を削除して再登録する必要があります。つまり[tegaki]すべてを捨てて新しく生まれ変わる![/tegaki]というのであれば簡単ですが、現在のデータを引き継ぎたい場合は結構面倒。というわけで以下は作業内容のメモです。

細かいことは気にせず作業するって手もありますが、今どきのwebサイトってのはデータベースが使えない状態だといろんなトコでエラーが出ちゃうので、その対策としてサイトへのすべてのアクセスに503を返すことにします。バックアップの途中でデータベースが更新されるのもイヤだし。

さくら(というかこのサーバ)は Apache 1.3系なので具体的にはこう。自分のサーバで動いている Apache のバージョンは管理画面から確認できます。

メンテナンス画面を表示させる方法(Apache 1.3対応版)

ですが .htaccess の設定で最初に RewriteEngine On を加えるのとコメント部分を削除して動作させることが出来ました。そのままコピペするとエラーに。あと、管理者の IP アドレスを記述しておくと管理者だけはアクセスできるハズなんですが…動いてたかなぁ?

もう一つ。WordPress は独自に(?) .htaccess を持っているので WordPress が下部ディレクトリにインストールされているときは WordPress がインストールされているディレクトリの .htaccess を無効にしておく必要があります。リネームするかバックアップしておいて削除するのが簡単?

サイト全体が 503 を返すようになったらデータベースをバックアップします。方法はお好みで。phpMyAdmin を使う場合は文字コードにも気をつけましょう。この段階で失敗していた場合、データは永遠に失われますのでくれぐれも確実に。

バックアップが完了したらデータベースを削除して再登録します。ここは管理画面からちょいちょい、と。というか最初にリンクしてる公式ヘルプのとおりです。

再登録がすんだらデータベースを書き戻すわけですが、1.6M 以上のデータは phpMyAdmin のサイズ制限に引っかかります。なので書き戻すファイルがある程度の大きさの場合は ssh でログインしてコマンドを使います。

さくらのレンタルサーバでのMySQL DB のバックアップ・リストアについて

こちらは書いてあるとおりで無事作業が終了しました。ちゃんと書き戻せてるかどうかの確認は phpMyAdmin で覗いてみればいいんじゃないでしょうか?たぶん。

余談ですが、書き出しと書き戻しは念のためリハーサルをしておくぐらいがいいんじゃないかと思います。もちろんリハーサル用のSQLファイルはテーブル名を書き換えておいて。

以上でデータベースのバージョンアップは完了です。
おつかれさまでした!

でも、もうちょっと作業が残ってます。後始末までがメンテナンス。

データベースサーバ名が変わっているのでデータベースへアクセスするアプリの設定をちゃんと変更しておきましょう。それが済んだたら .htaccess を元の状態に戻して動作を確認してください。

これで本当に完了です。こういう作業はやっぱり日曜深夜だよねっ!


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