F1 2010 Rd.9 ヨーロッパGP


ヨーロッパ、なんて国はもちろん無いのでお金になる国での2開催目に使う名義です。今はアロンソの母国スペイン。バレンシア市街地コースでの開催です。

グリッドはフェッテルが前でレッドブルがフロント・ロウを独占、ハミルトンにアロンソ、マッサそしてクビサ、バトンという顔ぶれに。クビサがんばってます。

スタートで注目を集めたのは、なぜかスピードが乗らないウェバー。8周目にオプション→プライムとタイヤを交換したものの10周目にコヴァライネンと接触。車が宙に舞ってセーフティー・カーが導入されます。

コヴァライネンの後輪にウェバーの前輪が接触してのクラッシュだったんですが、誇張じゃなくて車が宙に舞って1回転しつつコーナー正面のタイヤバリアへつっこむという大事故。浮き上がった F1 マシンってのはほんとにヒラヒラという感じの動きをします。しかしウェバーはマシンが停止後すぐにハンドルを投げ捨てコックピット周りのクッション(?)を外し、自分でお迎えの車に乗り込んでました。相変わらず F1 マシンの安全性はとんでもないです。

その後ピットを歩いてる映像も流れてましたが、一定以上の G を受けた時って病院で検査するんじゃなかったっけ?何ともなくてもカレンダーによってはドクターストップで1戦欠場とかもあったと思うんだけど。

セーフティー・カーが導入ということで他の車も別の意味で大忙しになります。ピットへ入るタイミングで順位が上がったり下がったり、入るのに急ぎすぎてレース後審議の対象になったりとゴチャゴチャしつつもフェッテルは先頭をキープ、2番手にハミルトン、3番手に小林可夢偉の順位でレースが再スタート。以降はフェッテル画面に出てきたっけ?ぐらいの安定で今季2勝目でした。

いきなり3位へ順位を上げた小林はピットインをしないという選択でした。結果として最終盤までタイヤ的に問題なく後続のブエミに対して早い状態だったため、川井ちゃんに教育されてる視聴者はこのままギリギリまで引っ張ってブエミの前へ戻る作戦だろうと思っていたところ残り3週でピットイン、タイヤ交換、ブエミとアロンソの直後でコース復帰という展開に[tegaki]「ペーターおじさん、なにやってんの?」[/tegaki]状態。と思ったら前を走るアロンソがミスで乱れたりしてるところをパス、さらにファイナルラップの最終コーナーでブエミもイン側からパス。アロンソだけパスしてたらスペインのファンから「空気読め」っていわれるかもだけど、ブエミまで2連続で抜いたらスペインのファンも喜んでくれるんじゃないでしょうか。いやぁ、F1 ってのはコース上での追い抜きアリだってことを忘れてました。:razz:

結局7番手で6ポイントを Get という結果に。金曜日からまるっきりいいところが無くてマシンも全然決まってなかったのにこれは上出来すぎです。おかげで(たぶん)新品のプライムタイヤが残ってたという話もありますが。ちなみにセーフティー・カー導入時のいろいろでペナルティがでたりするとさらに4位まで繰り上がる可能性も残ってます。

さて第9戦が終わって残るは(予定だと)10戦。とはいえヨーロッパは5戦しか残ってないので、そろそろ大勢が見えてくるかもしれません。このままだとフェラーリはヨーロッパラウンドが終わる頃に開発を来年へシフトしそうな気もします。

そんな残り少ないヨーロッパラウンドですが次戦イギリス GP は改修されたシルバーストンで 7/11 決勝です。


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