毎回なんだかダラダラなレースばかり続いてましたが、久しぶりに順位の入れ代わりが激しい展開になった中国GPでした。

予選の時点から決勝の天気が心配されてましたが、スタート時点ではパラパラ降ってると言われても画面はもちろん路面を見てもダンプ状態ともいえなさそうな状態。タイヤもドライばかりが選択されていました。

スタートでの注目はアロンソ。たぶんタイミングで狙った見切り発車でしょう。というわけで後ほどドライブスルーペナルティ。そのあとゴチャゴチャっとしたところで小林可夢偉がつっこまれてリタイア。運が悪いにもほどがあります。

このクラッシュ対応のためにセーフティー・カーが導入され、同時に多くのマシンがピットイン。インターミディタイヤへ履き替えます。が、結果としてここで履き替えなかったバトン、ニコ、クビサが最終的に上位となりました。結果の順位はバトン、ハミルトン、ニコ、アロンソ、クビサです。途中順位を落としながら最終的に２位に入ったハミルトンですが、２回目（？）のピットアウトの際にフェッテルとピットロードで併走する形になったことについてレース終了後審議となっていますので、ペナルティを受けてタイム加算となる可能性があります。アロンソのジャンプ・スタート(フライング)のほうはすでにドライブスルーのペナルティを受けていますので、この結果から変更はありません。と考えるとアロンソにとって今回のレースは上出来ではないでしょうか。

ポールシッターのフェッテルは６位。予選ではレッドブルの２台は抜けた速さを見せてましたが、決勝ではタイヤの負担が大きかった印象でした。逆にマクラーレンは決勝ではレベルが違うタイムを出していましたので解説の川井ちゃんがいうように昨日から雨向きのセッティングがされていたのかもしれません。

今日のレースは路面コンディションが途中で変わったことで、いろんなオーバーテイクが見れて久々にレースを見てる気がしました。やっぱりタイヤの性能を落としちゃうのが一番わかりやすいのかも？とか思ったり。

それはさておきミハエル。まるっきりいいトコ無しです。これまでは前のクルマを抜けない感じでしたが、今日は抜かれまくり。ニコとの差も大きかったし。このままの状態だと鈴鹿まで来てくれるかちょっと不安になったりします。なんとなく体力というかスタミナが足りてない気がするので夏休み明けぐらいになればもうちょっとキレが出てくるんじゃないかと期待してるんですが…どうなんでしょ？

序盤のフライ・アウェイ４戦が終了して次戦からいよいよヨーロッパ・ラウンド。ヨーロッパ開幕戦のスペインGPは５/９決勝です。

まるっと３週間あるので火山のご機嫌も収まる…んじゃないかなぁ？