全体のカレンダーとしてはすでに折り返し済みの2008シーズンですが、開催日程的にはこのレースが終わると夏休みに入ります。っても、いつもは2週のインターバルが3週になるだけなんですけど。以前は夏休み中はテストも禁止だったんですが、今年も完全休業なんだっけ?
さて、予選ではマクラーレンが最前列を独占して、これってこのまま終わっちゃうんじゃね?なんて雰囲気でのスタート。だったのにまさかのマッサがロケットスタート。1コーナー手前でポールのハミルトンに並んで、アウトから抜き去りました。マッサなのに!
こうなると、抜けないハンガロリンク。マクラーレンにとっては「はぁ?」と言いたくなるような展開です。
コース上で抜けなければピット・インで抜くしかないわけですが、1回目のピット・インは予想よりもちょっと早めだっただけで特に入れ代わりもなく終了。じゃぁ各チーム2回目のピット・インで動くのかと思っていたら、その前にハミルトンの左フロントタイヤがパンク。順位を2位から9位まで落としてしまいます。
この時点でトップからの順位はマッサ→コバライネン→グロック。2位を走っていたハミルトンが抜けたので、マッサはいきなり楽になります。その後2回目のピットストップでライコネンがアロンソをパス。3位のグロックをねらえる状況に。
しかし残り3週でマッサのエンジンがブロー。ホームストレートにイエロー・フラッグが出てしまうとオーバーテイクというわけにはいきません。というわけでコバライネン→グロック→ライコネンという表彰台になりました。フィンランド国旗が2枚。やっぱり日頃から雪とか氷の上で生活してると、運転のセンスも磨かれるんでしょうか。
というわけでコバライネン初優勝です。って、今年は初優勝多いなぁ。
今回のレースはトラブルが大きく影響してるわけですが、どっちも原因が気になります。ハミルトンはなんか踏んだ?ともおもいますが、マッサのブローはなんなんでしょ?あの状況だとクルージングまでは行かなくても、ある程度エンジンをいたわって走らせてるよねぇ?どこかが突発的に壊れたのかもだけど。
ハンガリーでトップが終盤にトラブル、ということでデイモン・ヒルをちょっと思い出したレースでした。YAMAHA エンジンの優勝見たかったなぁ。
さて次戦はスペインはバレンシアでの公道コースです。もちろん初開催。そしてスペインでは2開催目になるのでタイトルはヨーロッパGPとなります。いつもよりも1週空いて8月24日に決勝です。