「みんなの意見」は案外正しい


日本語版の初版は 2006/1/31 ですが原語の発売は 2004/05 だそうです。てことはオリジナルから2年遅れ。……9年遅れよりは多少マシになった?

ロングテールと並んで Web2.0 のキーワードといわれるだけあってググるといろんな人が書いた記事が出てきます。中には原語で読んでる人も。スゴい世の中になったもんです。

内容とは関係ないんですが、どうも本を2時間連続で読むと速度がガタッと落ちてる気がします。2時間で 2/3 ぐらい読むんですが、その後同じかそれ以上の時間で最後まで読んでる感じ。脳がオーバーヒートしちゃってる??

実は今回も図書館の返却期限が迫ってます。やっべ。そして今回も忘れないうちに内容をメモメモ。

とはいっても邦題がすべてを表してしまっている。ちなみに原題は“THE WISDOM OF CROWDS”。

正しい状況下では、集団は優れた知力を発揮し、多くの場合その集団の中で最も優秀な個人の知力よりも優れている。

という事柄を事例を挙げながら説明している。正しい状況とは以下の条件を満たしていることを指す。

  • 多様性
  • 独立性
  • 分散性
  • 集約性

多様性は新しい視点をとりいれ集団思考(集団の論理)を排除する。独立性は誤りの伝染を防止し、独自の判断が生まれる可能性を高める。分散性は専門的・ローカルな情報を集団全体へ組み込む。そして最後に集計を行う。合意は含まれていないことに注意。

この4つが揃っていない場合に起こる現象とそのメカニズムも紹介されている。

興味のある方は図書館本屋さんへどうぞ。


“「みんなの意見」は案外正しい” への4件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です