NHK の底力


新番組ということで RD-XD71 が勝手に録画してくれてました。

ダーウィンが来た!生きもの新伝説

放送は日曜の午後7時30分から。大河ドラマの前です。第1回放送は南米のアロワナだったんですが、映像がスゴイ。超高速カメラで撮影されているのであまりのなめらかさに CG? なんて失礼なことを考えてしまうくらいスゴイ。しかもまちがいなくハイビジョン撮影です。アマゾンの奥地へハイビジョンカメラ持ち込んでロケ。NHK じゃなきゃ出来ません。メインはアロワナだったんですが、番組中の1コーナーで世界最大の花と紹介されたスマトラオオコンニャクの撮影は準備に1年かかってるそうです。自然が相手、しかもジャングルの奥でしか撮影できないような映像だと1年ぐらいかかるのは理解できますが、ホントにそれを実行してしまうのがスゴイ。民放なら3時間の特番かタイアップ付きの一社提供です。なんて思ってたら来週放送分はホームページの取材ウラ日記によれば3年半かかってるらしい。とんでもないです。今すぐ録画予約しておきましょう。

ところで、ホームページ見ててさらにビックリしたのが取材はカメラマンとディレクターの2人だけらしいってコト。そんな小規模であんな映像が撮れちゃうんですか。それとも機材とかは別?もちろんジャングルの奥地へ中継車は持ち込めないでしょうけど、少なくとも人力で持ち込める程度の機材であの映像が撮れるというのは驚きました。

しかし、こういう映像を見せつけられると NHK が持ってる映像アーカイブって言うのはやっぱりすごいと再認識させられます。こういった自然映像はある意味すごさが分かりやすいですが、個人的には MusicBox などフィラー(深夜の穴埋め)として使われている本当にただ街の中を撮影した映像が延々と保管されていることに感動します。自然を相手にするような貴重な映像はもちろん、こういった日常の、ある意味現在では無価値な映像を保管することこそ NHK にぜひがんばって欲しいところです。もし300年前の江戸に定点カメラが設置されてたらその映像見たいでしょ?

まぁ、うわさによればその映像を借り出すにはスゴイお金がかかるらしいですが……それはまた別のお話ですので、とりあえずガンガンため込む方向で頑張っていただきたい。しかし韓国ドラマの買い付けは頑張らないでいただきたい。いやマジで。


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