2006 Rd.02 マレーシアGP


2006 年シーズン第2戦、ということはエンジンも第2戦。エンジンの耐久性もちょっとだけ見えた?

今シーズンのレギュレーションでは、エンジンは2イベント使用する必要があります。もし途中で(リタイアせずに)エンジンを交換した場合、予選順位が 10 ポジション後退するというペナルティが与えられます。なので、どんなにパワーがあっても耐久性のないエンジンではシーズン通して好成績をあげることは出来ません。

というわけで信頼性を中心に今回の GP を見ると、まずはルノー強すぎ。2台ともエンジン交換無しで今回は1→2。バーレーン→マレーシアの連戦でトラブルが起きなかったということは、この先多少の悪環境でもトラブル出なさそうです。

対するチャレンジャーで最有力のマクラーレンは、今回もキミ・ライコネンに不運が。接触でリアが壊れてしまったようです。前回は最後尾から怒濤の追い上げでしたが、今回はオープニングラップでレースを終えてしまいました。一方、モントーヤは堅実にレースを終了。ですがこれといって見せ場もナシ。なんていうか、ここ数年スタートダッシュということばとは無縁のチームになってる気がします。

冬のテストから注目の HONDA は今回も表彰台 GET です。エンジンも壊れず回ってます。が、なんか足りないようです。なんといえばいいのか分かりませんが、何か足りない。たぶんレースを見た人はなんとなく感じると思うんですが、何か足りない。それにさえ手が届けばチャンピオンシップを争えるぐらいまで来てる気がします。でも、何か足りない。バリチェロとマシンの息が合えば勝てると思うのですが。

今シーズンの復活にかけるフェラーリは自チームとレッドブルで使用する4基のうち3基を予選前に交換。速さはともかく、信頼性に疑問符が点灯しました。フェラーリと同じくブリヂストン勢のウィリアムズはコスワースエンジンが決勝レース中にブロー。2基とも走行距離が 700km を越えた辺りだったため、非常にイヤな雰囲気です。デビュー2戦目でドライバーインタビューに登場したニコ・ロズベルグの活躍は楽しみですが、エンジン次第?

テスト中の勢いが急速に失速している感のある TOYOTA はこれといって変化無し。開幕戦に続いて精彩を欠いていました。何よりラルフのエンジンブローが痛い。HONDA と同じくリズムに乗れてない感が焦りに拍車をかけているのかもしれません。

開幕からの連戦に一息入れて第3戦はオーストラリア、メルボルンです。1週のインターバルとはいえフライ・アウェイなのでどこまで変化するかは疑問ですが、このままではルノーが独走で夏の終わり頃にはタイトルを決めかねません。まずはルノーの連勝を止めるチームが現れることに期待しつつ 4/2 の決勝日を待ってます。

F1
エンジン
信頼性


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