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モータースポーツとライセンス
モータースポーツにはライセンスが必要、というコトは割と一般的に知られてる様子ですが、逆に必ず必要なものって誤解されてるコトも多いみたい。
(って、私もそのクチだったんですが)
実は、必要ない場合もけっこう多いです。
少なくとも“やるぞ!”と堅く心に誓う前、“とりあえずやってみたい”ぐらいの段階だとまず必要ありません。
(場所によってはサーキットライセンスが必要な場合もありますが、これはどっちかというと会員権に近いのでとりあえず置いときます)
じゃぁ、どんな場合に必要になるの?といえば公式な競技に出場するときです。
たとえば学生時代の陸上競技。
運動会には誰でも出ることが出来ます。
でも、“○×体育連盟”とかの大会に出場するには部活に参加している必要があります。
と、こんな感じです。
でも、当然ですが“ライセンス不要=何やってもかまわない”ではありません。
念のため。
ちなみにライセンスを取るのは全然難しくありません。
なにしろ、最初に取得する国内B級ライセンスは講習を受ければO.K.。
ライセンスを取ること自体より、講習を受けるためにスケジュールを調整する方が大変かも?
というわけで、まずはライセンスよりもやってみることをオススメします。
さらに余談ですがライセンスはJAFから発行されます。
鍵を閉じこめた、とかバッテリーが上がった、とかのロードサービスでおなじみのJAFですが、実は日本国内のモータースポーツを競技として統括しています。
ということで、本格的にステップアップを目指すときにはライセンスが必要になりますが、それはたぶん、もっと先のお話。
競技として統括しているということは、ルールを決めるのはもちろん、その会場についても基準を設定しています。
ちゃんと走行できるのは当然ですが、安全性が確保されているかなどの色んな基準をクリアした施設に対してJAFが競技用のコースとして公認するわけです。
いわゆるお墨付き?
そして、JAFが統括する競技は公認コースで行われます。
ひっくり返せば、公認コース以外ではJAF公認の競技は行われません。
つまり“ドコでも”ってワケにはいきません。
小学校の運動場でオリンピックやったりはしないでしょ?
ちなみにJAFの親玉(?)はFIA。
こっちは世界選手権、F1とWRCを担当(?)してます。
もっと詳しく知りたい時はJAFのホームページ(モータースポーツ)をどうぞ。
2002/05/23
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