F1 2011 Rd.1 オーストラリアGP


バーレーンが中止になっての開幕なので第1戦、でいいのかちょっと迷いますがバーニーのサイトでも「01」ってなってるのでたぶんいいんでしょう。ともかく2011シーズンがオーストラリア、メルボルンのアルバートパークで開幕しました。

2011シーズンのポイントはタイヤがピレリに、可動リアウイング、KERSの装着、107%ルールの復活といったところでしょうか。もちろん私の独断と偏見です。あと、そういえば最低重量が640kgになったんだっけ?

タイヤについては中継を見ている限り、かなり変わってる様子。とはいえレースだとそうそうやれることもないわけで、むしろ予選での戦略のほうへ大きく影響していきそうです。あと、冷えてるときや使い切ったあとがかなり最低のようなので、その辺での攻防が期待できるかも。それはそれでどうかって気はしますが。

可動リアウイングはそのまんま、ドライバーの操作でリアウイングを動かしてダウンフォースと空気抵抗を切り替えられるようにするもの。フリー走行と予選ではいつでも使えますが、決勝では決められた条件・範囲でのみ使えるようになります。これは映像を見ててぱたぱた動いてるのが分かるのでもう3戦ぐらいは楽しめそうです。が、実際の効果はレースだと…どうなんでしょ。

KERSはやっぱり相変わらずでした。多少放出可能エネルギーが増えたんだっけ?とはいえやっぱり今のところ防御用装備って感じ。でもって今回は全チーム電気(バッテリー?)式のようです。

107%ルールとは予選でトップタイムから107%以内のタイムを出せなかった車は決勝で走行できない、というもの。Q1でのタイムへ適用されます。たとえばQ1トップのタイムが100秒だった場合、107秒以下のタイムが出せなければ、アウト。決勝レースであんまり遅い車が走ってるとあぶないのでご遠慮ください、って意図です。てかこれって何年ぶりの復活だっけ?とはいえ以前と同じくかなりの救済措置が用意されてるッポイです。フリー走行でのタイムを参考にするとか。にもかかわらず早速1チームが該当してましたけど。

そんな感じでの開幕戦だったんですがポイントは「フェッテルはえぇぇええぇぇぇぇ!!!!」。たぶんこれが開幕戦だけじゃなくてシーズン通してのまとめになりそうです。これだけタイヤがアレな状況でこのパフォーマンスだとマシンの素性そのものというかメカニカルグリップのレベルが他のチームと違ってそうです。エアロをどうのでどうにかならなさそうだし、それ以外までアップデートとなればどんなに急いでもカナダが終わってからぐらいしか投入できないだろうし。

というわけで今シーズンはレースごとに見所は増えるかも?な雰囲気ながら、チャンピオンシップ的には「大丈夫か?」な開幕戦でした。次戦マレーシアGPは 4/10 決勝です。

なお、今回は多くのチーム・ドライバーがマシンやヘルメットに日本への応援メッセージを掲げ、またスタート前には黙祷の時間も設けられていました。ありがたいことです。


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