F1 2010 Rd.8 カナダGP


ポールポジションはいつものレッドブル、ではなくてハミルトン。Q3 終了後、燃料を節約する(検査用に残しておく)ために自力でピットへ戻らないなんてことがありましたが、特にペナルティはなし。逆に2番手につけたレッドブルのウェバーがギアボックス交換のペナルティで5グリッド後退というスタートになりました。

レースはスタート直後から混乱します。1→2コーナーでザウバーがスピン、マッサとリウッツィが接触してデブリをまき散らし、最終コーナーで可夢偉がクラッシュ。やっぱりカナダは荒れるなぁ、というオープニングラップになりました。

その後オプションタイヤでスタートした車が6周目からタイヤ交換を始めます。レースは70周だっていうのに。どうも路面がかなり食いつかないらしく他の車も続々とタイヤ交換を始め、結局レースが半分終了したぐらいでほぼ全車が2回タイヤを交換済みというあまりお目にかからない状況になりました。これじゃみんなタイヤが足りないんじゃね?と少し心配もしてみたんですが、この辺で路面ができあがったらしくタイムの低下が落ち着いて、残り燃料の重量減もタイムに現れてきます。

とはいえタイヤに厳しめ&早めにタイヤを交換しているため、後半はどの車もタイヤが厳しいことに。ずるずる滑りながらの我慢比べという感じになってました。

レースはその後、中盤にマクラーレンが1-2になって終了。まぁ、アロンソのミス?そして結局セーフティー・カーは出ずじまいでした。表彰台はハミルトン→バトン→アロンソという顔ぶれに。

ここ数戦はレッドブルの速さが目立ってましたが、今日はマクラーレンのほうが安定して速さがあった感じです。チームの力関係もやっぱりこの2チームが抜け出てるよう。そこへフェラーリ、というよりアロンソが割り込むこともある、ぐらい。もしくはクビサ?シャーシ変更がなければニコも今頃からんでたのかなぁ?

やっぱり気になるミハエルですが、なぜ2周で2回目のタイヤ交換をしたのかが今日の謎。単にデブリか何か拾ったのかもしれませんが、あそこをもう少し引っ張れてれば、オプションタイヤで後半走り抜くなんてムチャをしなくてよかったはずです。というか最初のピットストップもちょっと早かったんじゃないかという気も。どうも最近ロス・ブラウンの作戦はコンサバに振られてるような香りがします。

チャンピオンシップはハミルトンが2連勝、109ポイントでトップに。とはいえそこから19ポイントの間にマクラーレンとレッドブルとアロンソの5人が固まってますので、まだまだです。

次戦はヨーロッパへ戻って文字通りヨーロッパGP。スペインのバレンシアで 6/27 決勝です。


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