胡朝の城塞


2011 年に登録された世界遺産、胡朝の城塞にも行ってきました。これでベトナムの文化遺産は全制覇です。

胡朝の城塞 – Wikipedia

胡朝の城塞 南門

新しいからか地味目だからか現地ツアーも見あたらないので、自力で行くしかありません。日本語のページを検索してみると1つだけ見つかりました。

ベトナム 世界遺産 旅行記 2012: 世界遺産「胡朝の城塞」

どうやらタインホアからバスで行けるらしい、ということでまずは列車で移動してみたわけでした。

行き方

まずは上記ページに書かれている2番か8番のバスの乗り場を探します。駅から東の方をウロウロして8番の乗り場を見つけました。


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緑の矢印の位置、駅から正面の道をロータリーまで進んで道を渡り、左へ少しいったところです。ロータリーまで行けばバス停は見える位置です。GoogleMap の衛星写真はちょっと古めのようで、だいぶ印象が違ってます。緑の矢印北側の空き地に見えるところはのっぽなビルのホテルになってます。

バス停に時刻表なんてものはないので、待って、来たら「手を挙げて」飛び乗るだけです。念のため乗るときに「たいん・なー・ほー?」と聞いておきましょう。バスに乗ると車掌さんが料金を集めに来ます。距離によって変わるようなので「たいん・なー・ほー」と目的地を言いましょう。私が乗ったときは 25,000VND でした。ついでに「着いたら教えてください」と指さし会話帳でお願いしておきます。

道中

朝8時ぐらいのバスに乗ったんですが、乗車率はかなり高めでした。席は大体埋まってて、途中で座れない人が出るぐらい。

胡朝の城塞 タインホア近く

バスは最初舗装路を走りますが、そのうち脇道へ入るとかなり揺れます。車もショックアブソーバーが完全に抜け切っちゃってるのでバインバイン縦揺れです。日本だとあり得ない、おしりが浮くほどの乗車体験を楽しめます。

胡朝の城塞 往路の風景

運行本数はよくわかりませんが、途中5〜6台はすれ違ったので、それなりの数は走ってる模様。

1時間ちょっと乗っていると道路脇の看板に胡朝の城塞の名前とか写真が目につき始めます。さすがは世界遺産。距離表示とかも出始めるのでなんとなく近づいていることがわかります。


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緑の矢印の位置、Y字路の分かれ道みたいなところで降ろしてもらいました。ここからバスは右手方向へ進み、左手側の道をまっすぐ進むと胡朝の城塞へ行けます。ここにももちろんバイタクがいて 10,000VND と言われてつい OK してしまいましたが、距離から言えば2とか5ぐらいなのでやっぱり気を抜かず要交渉です。近くにいたおっちゃんが「あそこまでなら2だろうw」と笑ってたぐらいですから。たいした距離ではないので歩くことも十分可能です。実際帰りは歩いて戻りました。

胡朝の城塞

入口にはゲートがあり、入場料 10,000VND を払い自由に見て回ります。とりあえず周りをぐるっと1周してみました。距離はそう大変ではありませんが、遮るものがないので日差しが結構つらいです。

胡朝の城塞 北側から南門方向

城塞の内側は水田で外側は民家になってます。所々で牛を見かけるので、道沿いの草が短いのは牛が食べてるからでしょう。落とし物もそこここにあるので気をつけて。

胡朝の城塞 展示施設

ぐるっと外周を一回りしたあとは展示施設へ入ってみました。全体の模型や出土品などが並んでいます。途中で見かけなかった龍の欄干みたいなものの写真があったのでアオザイを着たお姉さんに「これ、どこにあるの?」と聞くと「ちょうど真ん中のあたり」と一番アレな答えが返ってきました。

胡朝の城塞 龍の欄干

かといってここまで来ておいて見に行かない選択肢はないのでぼちぼちと歩いてみます。龍の彫刻は中央の道が交わるところのちょっと手前にあったんですが、せっかくなので交差点まで行ってぐるりと眺めてきました。

帰路

バスを降りたあたりへ行くと反対側のバス停があります。待っていると2番のバスが来たので「タインホァ?」と聞いて乗りました。行きと同じく 25,000VND を払います。

乗ったバス停のメモを見せつつ近くへ来たら教えてね、とお願いしたところちょっと変な顔をしたあとに「わかった」みたいなことを言われました。なんだろうなぁ?と思っていたらどうやら私が見せたメモは「公共バス停」みたいな普通名詞しか書いてなかったようで、確かにバス停の近くだったんですが、街の中心からだいぶ離れたところで降りることに。

胡朝の城塞 復路のバス

帰るときは来たときと同じ番号のバスに乗るか「タインホアの駅へ行きたい」などと伝えましょう。あるいは GPS を利用するか。まるで違うルートを通るっぽいです。

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